生活の中にあるルーティン
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こんにちは。子育てパパ♡ママをほっこり笑顔にする子育てサポーターの小泉美智子です。
毎日ほんとうに暑いですね、いかがお過ごしですか?
お子さんの夏休みもようやく半ば。
早く幼稚園、学校が始まって欲しい~なん思われている人も多いのではないでしょうか。
子育て支援の現場では、ママたちから
「子どもの体力がありあまってどうしようもない」
「朝から私が大爆発したら子どもがスマホをかじって壊されちゃったんです」
「一日中一緒にいると色々と目について怒ってばかりで疲れちゃう」
「子どもがゲームばかりやっている」
という話を聞きます。
ママは本当に大変。
なるべく自分が疲れないで過ごしたいですよね。
そのためには何ができるのでしょう。
ママから子どもに向けて、こんな声かけが聞こえてきます。
「言うことを聞かないとパパに言うよ」
「そんなことじゃ旅行に連れて行かないよ」
「やることはちゃんとやりなさい」
「じっとしていなさい」
「もう~うるさい」
「どうしていうことが聞けないの」
「はやくして」
「置いて行っちゃうよ」
ついつい言いたくなる言葉ですよね。
親の側に立って聞くと気持ちがよくわかるのですが、子どもの立場に立って聞いてみたらどうでしょう。
もしかしたら、
・今やりたい、やめたくない
・今やりたくない
・ママに聞いてほしい
・気分が乗らない
・行きたくない
・予定が知らされていなくで、先の見通しがわからないので戸惑う
・怒られたことで気持ちが固まってしまってママが何を怒っているのかわからない
などなど
ママの意に添えない、いろんな気持ちがあるのかもしれません。
この子どもの気持ちを押さえて無理にさせようとすると、ついつい子どもを怒ったり、非難したり、責めたり・・・
そうするとお互いに不機嫌なことになりかねないですね。
親にもいろんな事情があるので、子どもの行動を見て困ったり、怒りたくなるのは人として当然のこと。
そんな親の事情や状況を、子どもにわかりやすく伝えるメッセージがあるんです。
親業を学ばれたKさんはこんなことがあったそうです。
夜9時ごろ、奈緒ちゃん(4歳)と亮君(1歳4ヶ月)と三人でお風呂からあがりました。
Kさんが亮君の体を拭いてパジャマを着せている間、奈緒ちゃんはハダカのまま布団にころがっています。
K 「奈緒ちゃんがハダカのままでいると、風邪をひかないか心配だし、ママがお仕事を休むことになると困るの」
奈緒「亮ちゃんは着替えさせてもらってずるい!」
K 「奈緒ちゃんも着替えさせてほしいのね」
奈緒「うん。奈緒ちゃんももっと甘えん坊したい。いつも亮ちゃんばっかり・・・」
K 「甘えん坊したかったのね。わかった。じゃ、ちょっと待っててくれたら、次は奈緒ちゃんの着替えも手伝おうか」
奈緒「うん!」(ゴロゴロしながら、嬉しそうに待っている)
―奈緒ちゃんに着替えをさせながらー
K 「奈緒ちゃんも甘えん坊したかったのね。いつもがんばっていたね」
奈緒「ママ大好き!奈緒ちゃんと亮ちゃんだけのママだね」
K 「そうだよ。奈緒ちゃん大好きよ」
このメッセージを伝えてみてKさんは、
今まで娘に「早く着替えて!」と言っても着替えないことが続いて困ってしまい、怒ったりしていました。でも心配な気持ちを伝えたら、思いがけない奈緒の気持ちが出てきてハッとさせられました。言うことを聞かないと思っていましたが、本当は奈緒も甘えたかったんだということがよくわかりました。嬉しそうに体をゆだねてくる娘が愛おしく思えました。
と言われていました。
親が困ったり、怒りたくなった時には、「~しなさい」というのではなく、親自身の気持ちや考えを率直に表現すると、子どもは親がどんなことを感じたり、考えたりしているのかがわかります。
その伝え方を具体的に整理すると
①子どもの行動(奈緒ちゃんがハダカのままでいると、)
②ママへの影響(風邪をひかないか心配だし、ママがお仕事を休むことになると)
③正直な感情 (困るの)
こんな風になります。
この言い方は相手にとって、責められないので、受け取りやすい言い方です。
また、親が自分のことを表現した後は、必ず子どもの言い分も聞いてくださいね。
この双方のコミュニケーションで子どもの協力を得られたり、Kさんのように子どもの本音が聞けたりして新たに気づくことが少なくありません。
子どもの行動に、困ったり、怒りたくなった時は、まず自分の気持ちに目を向けて、自分の正直な気持ちを言葉にして表現してみませんか。
夏休みは毎日毎日大変だけれども、子どもと一緒に色んなことを体験して子どもとの関係をさらに深めるチャンスでもあります。
子どもの成長は本当にはやいです。
今、この時を大切に!
ピンチをチャンスに変えて残りの夏休みを楽しんでください♪
小泉美智子
親業訓練協会インストラクター
介護福祉士
品川・八潮♡多世代交流プロジェクト「けめカフェ」共同代表
シングルマザーで子育てに奮闘していた時「親業」に出会い、学び続けて23年。
介護も経験し、「子育て」と「介護」は人生の中で1番大変なステージ、だけど1番大切なステージだと実感。
「子育て」「介護」の分野でセミナー、講座、講演会などで、お互いを大切にしわかり合い、信頼関係を築くコミュニケーションのとり方をお伝えしています。
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