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【野菜ソムリエの野菜ぎらい克服塾コラム⑧】トマトの克服とレシピ

☆全12回予定の野菜ぎらい克服のためのコラム第8回目♪

 

みなさんこんにちは。野菜ソムリエの矢島 真沙子です。今回のコラムでは「トマト」をテーマに克服ポイントをお伝えしていきます。

 トマトは実に世界に8000種あるといわれるほど種類が豊富です。色や形、大きさなど、その味わいも多種多様です。「トマトを赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、各種ビタミンやミネラルの栄養が豊富です。体の免疫力を高めて風邪や重い病気を予防したり、女性には嬉しい美肌効果もあるのです。もちろん、これから大きくなるお子さんにもたくさん食べてもらいたい野菜です。では、どのようにしたらトマトの苦手ポイントを押さえて、食べられるようになるでしょうか?今回は、苦手要因とお勧めの食べ方を合わせてご紹介したいと思います。

 

 【トマトの酸味が苦手な場合】・・・トマトを加熱して、酸味をとばす/甘い品種を選ぶ

 トマト=生でサラダ というイメージが強いかもしれませんが、炒めたり煮込んだりすることで酸味が飛び、旨みと甘みが引き立ちます。「トマトは食べられないけどトマトソースやケチャップは好き」というのが良い例ですね。また最近では「フルーツトマト」などの酸味が少なく甘い品種もたくさん出回っています。お子さんと食べられるものを探して、好みのトマトを発見してみましょう!

《お勧めの食べ方》①トマトと豚肉の卵炒め ②トマトジャム&クリームチーズをバケットに乗せる。

 

 【トマトの食感が苦手な場合】・・・細かく切る/他の具材と混ぜる。

 トマトで気になる食感は、外の皮がぷちっと弾ける感じと、中のゼリー部がどろっとした感触の2種類に分かれます。これを解消するには、1口で食べられるくらいに小さめに切ること。サラダによくある大きめの「くし型切り」よりかは食べやすくなります。また、他の食感の食材と合わせることでも、食感をやわらげることができます。

《お勧めの食べ方》③トマトライスサラダ~小さく切ったトマト、きゅうり、レタスなどの野菜をごはんに混ぜて塩やオリーブオイルで味つけ ④トマトとじゃがいものカレーサモサ~やわらかくゆでたじゃがいもと細かく切ったトマトを混ぜてカレー粉と塩で味をつけ、シュウマイの皮に包んで揚げる。

 

 実はこのお勧めの食べ方①~④は、自宅でトマトランチ会を開いたときに考えたものです。参加者にトマト嫌いのお子さんがいたのですが、どれも「美味しい!」といって食べてもらえました。苦手ポイントをおさえて、いろんな調理法、切り方でトマト料理を試してみて下さいね。

  

 

【たくさんトマトが余ったときに・・・トマトジャムの作り方】

 2月①画像(リサイズ)

《材料》作りやすい分量

トマト  3個

砂糖   大さじ3

レモン汁  大さじ2

塩    ひとつまみ

 

《作り方》

①トマトは熱湯で皮を湯むきし、一口大に切る。

②鍋に①と砂糖、塩を入れて弱火でコトコト煮る。ヘラなどで鍋底に字が書けるくらい水分が飛んだら最後にレモン汁を加える。

 

協力: 野菜ぎらい克服塾